だいみー夫婦は2017年3月、空き巣被害に遭い、現金150万円を盗まれました。
もう2年も前のことで、もちろん犯人も捕まっていないですが、ものすごく勉強になったこともあったので書いておきたいと思います。
まず始めに結論からいうと…
不動産屋で賃貸住宅を借りると、ほとんどの人が加入する住宅保険。
万が一のときのために入っておいたほうが良いが、入っていたら安心!ではないことがこの件で分かった。
2017年3月のとある日、2人で貯メダルを総額にして150万円に交換した。
そして一度お昼に家に帰り、そのお金をだいちゃんの部屋に置き、またお店に戻った。
今思えば金庫もないのに軽率だと思うけれど…、給料の支払いや投資金、通帳に入れる分などその日の夜に計算し、翌日に口座に入れる予定だったのです。
給料分などは抜いてあるので実際にあったのは130万くらいだったと記憶している。
そして夜21時頃に稼働を終えて帰宅し、みーがご飯を作り始め、台所の窓をふと見ると…窓の鍵の近くが割れていた。
といってもホントにヒビが入った程度。見た瞬間は空き巣が入ったなんて夢にも思わなかったので、こんなとこなんかぶつけたっけ??なんてだいちゃんと話していた。
その数分後、さぁお金の計算でもしようとだいちゃんが自分の部屋に行ったと思ったら青い顔をしながら戻ってきた。
「金が全部無くなってる」と。
あ、これは空き巣だなとわかり、すぐに警察に110番。
すぐに5人くらいの警察が家にきて、部屋をくまなく捜査していった。
被害にあって気は動転してるし、警察の方から手口がこうだとかこれが全部犯人の足跡だとか言われて、犯人が部屋に入ったということに気味悪さもある…。
その後、捜査の方は警察に任せ、アパートの大家さんと話をした。
「加入してもらってる住宅保険は、盗難も保険適用になる契約だから、窓ガラスや現金のことは申請したほうが良いよ」と大家さんが言っていたので
早いほうが良いと思い、被害にあった次の日には加入していた「全管協共済会」へ電話。
すると数日後、全管協共済会から業務委託されたリサーチ会社の人間が来た。
「警察の被害届の他にこちらで事実関係のリサーチが出来ないと保険金は支払えない」ということだったので、私達の貴重な時間を割いて、事実を全て伝え、複雑な書類も書き、出来る限りの協力をした。
通っているお店にも協力してもらい、貯メダルの交換履歴まで伝えた。
(お店の防犯カメラは警察の方は調べたと言っていたが、保険会社の人は権利がないので見られないとのことだった)
こちらが出来る限りの協力をして、あとは保険金が振り込まれて終わりだと思っていた。
しかし、、、それから2ヶ月経っても連絡が来ない。
連絡が来ないので、こちらから保険会社へ電話をすると「リサーチ会社からの報告が来てないので対応が止まっていた」とのこと。
…2か月もですか???
ずさんな対応に疑問を感じながらも、だいちゃんが「今後は進捗状況を2週間に一度連絡するようお願いします」と言って電話を切った。
やはりと思ったがそこから3週間たっても連絡はなし…。
またこちらから電話をすると、「現在は社内で検討中」だと言われた。
その時もそちらから進捗の連絡をするようにお願いして電話を切った。
しかしまた3週間たっても連絡はこない…。
この時点で「全管協共済会」という保険会社は不誠実極まりないと思ってはいたが、再度こちらから電話をすると…「担当が変わりました」と衝撃的な回答がきた。
未解決のまま担当が変わり、担当が変わったので私が引き継ぎます等の連絡も一切ない。
もはや呆れたが、再度そちらから一度連絡してくれるように約束をして電話を切った。
するとそれから数週間後…さらに衝撃的なことが起きたのです。
受け取ったのは一通の内容証明。
見えるだろうか。
簡単に言うと、
「空き巣が入ったことの証明が出来ない・盗まれた被害金を確かに所有していた証明が出来ない・その捜査に協力してくれなかった・明らかに虚偽の説明があった」ため、保険金は支払えない。この件については保険会社にはもう連絡するな。
ということだ。
空き巣が入ったことの証明…警察でもないのにどうすればいいですか?
侵入経路などについては、警察が言っていたことは出来るだけわかやすく伝えた。
貯メダルを交換した現金を部屋の箱の中に保管してあったのだが、箱の中に現金があったという事を証明は出来ない。
先ほど言ったように貯メダルの交換履歴は見せた。
これはたとえ金庫破りであったとしても、
「では金庫の中に現金があったことを証明できますか?」と言われているようなものだ。
無理な要求じゃないだろうか。
窓ガラスが割られ、現金が盗まれたのも、捜査に協力をしたのも事実であり、虚偽の説明など一切していない。
しかし、この件についてはもう一切連絡するなということだ。
こちらも費用をさいて弁護士をたてることもできたが、私たちにそこまでの気力はもうなかった。
ただでさえ被害に遭って、やるせない気持ちになっているのに、乗り越えて前に進みたいのに、4ヶ月も決着が延びて、その挙句こんな形で終わったのだ。
協力した時間も無駄になり、二重で被害にあった気分である。
保険金が支払われないにしても、対応そのものが最初から最後まで不誠実であり、契約者に寄り添ったものではなかった。
顧客満足度の向上が会社の繁栄に繋がるのは周知の事実であるのに、今だにこのような会社が存在している事にも疑問に思った。
もしかすると住宅保険はどこもそうなのかも知れないが、万が一に備えての保険なのに、被害に遭った時に何にもならない可能性がある保険では全く意味がない。
この経験から私たちはもう二度とこのような二重の被害に遭わないよう、セキュリティ面には気を付けているし、保険会社も不動産屋に言われるがまま入ることはしないようにした。
皆さんも保険会社の選別には少し気を付けたほうがいいかもしれません。
当時気になって調べてみたのだが、yahoo知恵袋にも同じような状況であろう方の書き込みもあった。
こうして被害にあったのはこちらなのに、あたかも保険金詐欺ではないかとの疑いまでかけられ結局保険金も支払われず泣き寝入りしている契約者は多いのだろう。
物件の大家さんは、知らず知らずのうちに入居者がこのリスクにさらされているという事実を認識し、入居者が安心して部屋を借りられるように、保険の選別することが大切だと思った。
一人でもこのような被害にあわないように願っています。
捕捉
これはあくまで起きた事実を書いただけで、保険の解約を促すものではありません。
情報の扱いや判断は個人の自由です。